『Special Subjects in English – Content-Based English』

GLOAG Douglas 先生

この特別科目(コース)は全学部の学生に向けて、英語習得のみならず、興味のある内容を全て英語で学んでいく機会と環境を提供するという目的で2023年度から始まりました。

この授業はEMI(English Medium Instruction)とCLIL(Content and Language Integrated Learning)の指導法を組み合わせた形で進めています。英語を媒介とした授業(EMI)では学生が海外留学プログラムで受けるような活動を展開しています。内容と言語の統合型学習(CLIL)は、英語を目標言語として使用しながらも内容理解に重点を置く教育方法です。

学生は6つのコースから自分の興味や関心のあるもの、あるいは近いものを選択し、各学期15週間学習していきます。それぞれのテーマに精通している英語プログラムの講師陣が授業を担当しています。

どのコースも非常に実践的で、学生には英語を使いながら内容を全体的に理解していくということを求めています。現在のところ提供しているテーマは、1) スピーチ・プレゼンテーションスキル、2) デジタル写真、3) デザイン入門、4) スポーツと日常生活におけるバイオメカニクス、5) 映画鑑賞、6) ボードゲームを使用したクリティカルシンキングです。学生は各学期に異なるコースを選択することができます。これらのコースは留学に興味がある学生や、語学力をさらに向上させたい学生を支援するための取り組みの一環として行われています。

また、さらに学びたい学生はこれらのコースとは別に、同じ講師陣による20分間のスピーキング練習セッション(英語、中国語、スペイン語)を取ることもできます。

これらの授業や活動を通して、学生は異文化理解を深め、グローバルな視野を養うことが期待されます。英語力のみならずさまざまな視野を広げるユニークな機会を提供することがこの特別科目の目的です。

新入生へのアドバイス

人文社会科学部 人文社会科学科

奥山 結生

英語を使った授業と聞くと、なんだかハードルが高いように思うかもしれません。実際に、私も英語が特段得意というわけではなく、話せる自信もなかったので、恐る恐る履修した覚えがあります。しかし、とてもフレンドリーな先生方がわかりやすい英語で楽しく授業を進めてくださいますし、少ない人数での活動が多く、学生同士で協力し合って学習を進めていくことができるので、安心して履修してください。

授業内容としては、スピーチ・プレゼンテーションスキル、デジタル写真、デザイン入門、スポーツと日常生活におけるバイオメカニクス、映画鑑賞、ボードゲームを使用したクリティカルシンキングの6つのコースから1つを選び、英語を使いながら、それぞれの分野についての知識や技術を身に付けていくというものです。私は、前期にボードゲームを使用したクリティカルシンキング、後期にデジタル写真を選択して、学習を進めていきました。どちらのコースでも英語でコミュニケーションをたくさん取りながら自分の興味のある分野について学ぶことができて、毎週のこの授業が自分の楽しみになっていました。こんなにも楽しいと思える授業はなかなかないですし、英語を使う機会を作ることができたので、私はこの授業を履修して心からよかったと思っています。

この授業を履修するにあたってのアドバイスは、使えそうな英語の単語やフレーズを事前に調べて、それらを授業で積極的に使ってみるということです。授業を自分にとってより効果的なものにするためにも、様々なフレーズに挑戦する前向きな姿勢を持つことがとても大切だと思います。