運動って楽しいんです!!
清水 香 先生

『運動は体に良い』という言葉はよく耳にしますが,実際にそう思っていても,運動に苦手意識を持っていたり,スポーツ経験があまりないから,何から始めていいかわからないといった人をよく見かけます.
大学生になると,高校までの「体育」のように,体を動かす機会が減少し,運動が好きな人と嫌いな人の二極化がより進行します.大学生以降もそのような生活習慣が続けば,怪我や病気に罹患しやすくなり,健康を害する可能性が高まってきてしまいます.
そこで本授業では,まずは楽しく体を動かしてもらうことを目標に,運動やスポーツが好きな人だけでなく,スポーツ経験があまりなかったり,運動に苦手意識を持つ人にも楽しんで実施できるよう,様々な種目を取り入れて授業を展開しています.また,授業毎にくじ引きで決めたペアやチームメイトと積極的にコミュニケーションをとりながら,協力してゲームを作り上げていくことを最も重要視しています.共通科目の醍醐味である,様々な学部の学生が参加するという特性を最大限活かし,普段会うことのない人ともコミュニケーションを取ることで,楽しいだけでなく,より早くスポーツの技術が上達したりすることもあります.そのため,各スポーツの基本的ルールを一度だけ伝え,その後は学生同士でルールを確認しながら授業を進めています.

冬季の授業にも関わらず,半袖で取り組む学生が多く,白熱したゲームを繰り広げているのが多々見受けられ,楽しそうにプレーしているように思います.『やってみたら案外運動って楽しい』『運動を続けてみよう』と学生一人一人に思ってもらえれば,教員としてこの上なく嬉しい限りです.
マルチスポーツで広がったつながりと学び
工学部
小松亮介/p>

基盤共通教育の授業であるマルチスポーツを受講して、私は大学における体育の意義を改めて考える機会を得た。高校までの体育は評価や競技力が重視される場面も多かったが、大学のマルチスポーツでは「楽しみながら体を動かすこと」や「自分の健康と向き合うこと」が中心に置かれていると感じた。授業では複数の種目に取り組むため、得意不得意に関わらず新しいスポーツに挑戦でき、毎回新鮮な気持ちで参加することができた。特に、これまで経験のなかった種目に触れた際には、自分の身体の使い方や運動の幅を広げる良いきっかけとなった。また、マルチスポーツは他学部の学生と交流できる貴重な場でもあった。グループで協力する場面が多く、自然と会話が生まれ、学年や専門分野を超えたつながりができたことは、大学ならではの魅力だと感じている。新1年生へのアドバイスとしては、まず「上手さを気にしすぎないこと」を伝えたい。大学のスポーツ実技は競争ではなく、自分のペースで楽しむことが大切だ。また、積極的に周囲と関わることで授業はより楽しくなる。最初の一言を自分から発してみるだけで、雰囲気は大きく変わるはずだ。さらに、マルチスポーツは運動習慣をつくる良いきっかけにもなる。大学生活は座っている時間が増えがちだが、定期的に体を動かすことで心身のリフレッシュにつながる。基盤共通教育は専門分野とは異なる視点を得られる貴重な時間であり、マルチスポーツはその中でも特に実践的で充実した授業だと感じた。新しい経験を恐れず、積極的に参加することで大学生活をより豊かなものにできるだろう。

